1千万円の結婚式


また友達から結婚式のカメラ撮影をお願いされました
これまた高校時代の友人です。

その旦那さまは、わたしの勤める会社の大卒の男の子。
わたしたちより、2つ年上になります。

就職して2年。
彼女は一人暮らしを始めたのです。
彼女の実家の仕事は、電気業。
一応、社宅扱いにしてくれていたので、どうやら家賃も要らなかったようですが。
そんな彼女は、かなりのお嬢様。
のはずですが。

実家のお仕事を手伝っている彼女は、工事現場に入って、職人さんとして働いていたのです。
現場で電線をかつぐ彼女の姿は本当にかっこいい。

一人暮らしを始めた彼女に、料理と家事を教えるため、半年ほど一緒に暮らしました。
そこへたまに来ていた会社の同僚。
いつの間にか、2人は付き合うことになっていたのです。

そうなんですね。
一応、わたしがキューピットになっちゃったんです。

一人娘の彼女。
長男のはずの同僚ですが、弟もいる、ということで潔く養子に入ることにしたんです。
養子に入ってくれることを喜んだ彼女のお父さん。
しかも、この同僚。
仕事まで辞めてしまったのです。
彼女の実家の仕事を手伝いために。

上司は、“将来の社長さん”と、からかいながら、退職までの日々を過ごしたのです。
友人と同僚の結婚式は、退職前に決まりました。
結婚式は盛大に行われたのです。

あまり有名ではありませんが、某テレビ局のアナウンサーが司会をされたのです。
彼女のお母さんがファンなのだとか。

すごいですね。
彼女のウエディングドレスもあるデザイナーさんの新作もの。
見た目にもわかるくらい、高いドレスだったと思います。
現場仕事をする彼女からは想像できないピンクのふわふわのドレスでお色直し。
このときも、当然のことながら、写真を撮りまくり。

2次会の幹事もお願いされていましたが、準備をしっかりして、あとはほかの人にまかせ、当日は2次会の写真も撮りまくり。
ぶあつーいアルバムに仕上がりました。

当然、親子でとっても喜んでくれて、彼女のお父さんから、一人暮らしのときもお世話になったから、と、結婚式のお祝い金を上回る謝礼をもらってしまいました。

そんなにはもらえない、と、何度も断ったのですが、引き下がるなんてこと、ないですよね。
司会とか、料理、ドレス、引き出物に気を撮られ過ぎて、写真撮影のことをすっかり忘れていたそうです。

余計、感謝され過ぎちゃったのでした。



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Copyright(C)The photograph of a marriage ceremony